看護職の責任の重さ

医療従事者という責任ある立場になったからにはそれ相応の心構えというものが必要です。ふしぎとこの心構えを意識すると仕事への不満が減り、やりがいを持つことができます。

特に新人の看護師には、看護師という職の責任の重さについてわかっていない人がたくさんいます。患者の命を預かるという自覚をしっかりと持ちましょう。

医療従事者は外面的治療だけでなく内面のケアも大切です。
看護師には倫論網領というものがあり患者との信頼関係の大切さに基づく行動指針が示されています。その行動指針を実行するためには、常に優しい心で接するように心掛けなければなりません。患者との会話を大切にし、不安にしないように、インフォームドコンセントも丁寧に行う必要があります。患者の要望にできるだけ応える心構えで接しなければなりません。そのような心構えを持つには日ごろから患者目線というものを意識する必要があります。上からではなく同じ目線で接することにより今まで以上に患者の心がわかるようになります。患者目線で、地道に信頼関係を気付くことが大切です。

また看護師は積極的に患者にアプローチして医師と患者とを繋ぐパイプの役割を果たすことも仕事のうちです。
一人一人の患者に丁寧に接しようとする意識、これが医療従事者にとって欠かせないものです。たとえどんなに自分の仕事で手一杯だったとしても、非常に疲れている日でも笑顔で話しかけやすい雰囲気を作り出し、患者を気遣える心の余裕を持っておかないと看護師として一人前とは言えません。より多くの患者に頼りにされる看護師になるためには、医療従事者として様々な心構えが大切です。

もし上記のことも満たしていても、仕事への不満がなくならない状態が数年続くのであれば、別の専門分野への転属や他の病院へ転職といった考え方も一つの考えです。